湿布薬のフェイタスのCMで高橋克典氏が映画のシチュエーションでCMに出演している。元々同氏が出演していたはずだから、これはこれでアリなのだろうとは思うが・・・。何か無理やりな感じがして、イマイチCMに乗り切れない気がする。
ちょっと前、三谷幸喜氏が自らの監督映画「ザ・マジックアワー」のキャンペーンでテレビに出まくっていた頃、この映画のキャスト佐藤浩市氏がCM出演していたキリン一番絞りのCMにゲスト出演していたのを思い出した。
あの時はこれほど露骨ではなく、CMの掛け合いの最後に佐藤氏が一言、
「まさにマジック」
と言っていただけだったので、今回のCM程の違和感を感じさせることはなかった。分かりやすい乗っかりではあるけれど、まだそれとなくするため少しのひねりを入れていたため、「なるほどね」程度になっていたように思う。
こういう手法は、メーカー側にとってメリットがあるのだろうか?他のキャンペーンにも乗っかれるので、それだけでメリットありの判断なのだろうか。それともだた単に同社が映画にも出資しているだけなのだろうか。
いずれにせよ、あまりにも露骨に必死さが伝わってくるので、コマーシャルとして商品訴求以外のものばかりが目についてしまい、肝心の商品の良さだとかがあまり伝わってこない。インパクト重視の心に引っかかりを作る作戦なのだろうか。何かちょっとつまらない。ひねりを効かせた方が良いかも。
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続編が流れ始めた。少しずつ細かい設定が見えてきて、なかなかに楽しめる。いくらちゃんの「しゃべれなかったけど」とか、かつおの「大学の0点の答案」とか、くすっとさせてくれる部分もしっかりある。でも物足りない点があるとすれば、
①続編までのインターバルの長さ
②他キャストの登場なし
などがあるが、これはこの先のお楽しみか。
しかし長谷川町子財団の懐は広い。逆にこのCMを見て、原作をぶち壊してるなどの批判もあるようだが、これは見る側の懐が狭すぎる気がする。こういう空想もあるんだなというぐらいに見れば良い。いくらネットの社長だなんて傑作じゃないか。これからも十分楽しませて欲しいと思う。
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車のCMはテレビCMの花形と言っていい。クオリティも露出度も最高ランク。その中でも最近気になったCMが二つ。ひとつは日産ムラーノ、もうひとつがホンダのオデッセイ。どちらも車好きの私にとても響くCMだった。
ムラーノのCM、あの削りだしの作業の見事さ、とても目を奪われる。美しいの一言。そしてあれがCMの主題に使えるって思えたプランナーも秀逸。ムラーノは前のモデルも特異な形状が異彩を放っていたが、今回のモデルもあのグラマラスで流れるようなフォルムは健在。また街中で見たら目を惹きつけられそう。それにしてもあのラストの4台同時ドリフトのシーン、綺麗に整列しちゃうがどうもCGっぽくない・・・。どんなドライバーなんやら。すごい。
オデッセイのCMはまだ画像も出ていない。いわゆるティザー広告という手法。ちょっと前に福山雅治の出ている缶コーヒー「ファイア」のCMでも同じ手法が使われていた。本格的にCM展開する前に前乗りで予告編的なCMを展開する手法。何だろうと思わせてより視聴者を惹きつけるのが目的。今回のCMはビージーズのstayn' aliveに乗せてメインターゲットは男ですと前面に出した内容。これはちょっと驚き。ファミリーカーでもあるはずのオデッセイをあえて男メインにターゲットを絞るあたり、どんなフォルムになっているのかとワクワクさせられる。RVはニューファミリー世代のファミリーカーというイメージが強いが、今回はBGMの選曲といい、男メインでしかもより上の世代まで狙っているのかと想像せずにはいられない。次に出てくる絵がとても楽しみ。
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マンナンライフがコンニャクゼリーの生産中止に関する謝罪広告をテレビで流しているのにちょっとビックリした。コンニャクゼリーによる窒息死事故が発生しているため、生産中止を余儀なくされたことを世間に周知するためのテレビ広告。
音楽がなく、ほとんど文字のみによる広告。落ち着いたトーンの女性ナレーション。いつからかスタイルが確立したテレビの謝罪広告、一番最初にこれが世に認知されたのは、ナショナルのファンヒーター回収の広告ではないだろうか?一酸化炭素中毒による死亡事故が発生したファンヒーターの回収のため、その当時考えられないぐらい大量の広告がテレビで流れていたのをよく覚えている。この時の松下の対応は、企業の危機管理の面から後に一定の評価をされている。
コンニャクゼリーの事故が、松下のファンヒーター事故に匹敵するのかどうかは甚だ疑問だが、早めの対応と周知徹底という面は評価に繋がるような気がする。しかしどちらかと言うとただ単に食べ方の問題のように思うのだが・・・。子供やら、老人やら、お餅でも事故起こしそうな層に事故が起こっているだけのような・・・。それで果たしてお餅の生産が中止されるだろうか。
ただあえていうなら、コンニャクゼリーはあの形に必然性はなかったのかもしれない。吸い出して食べるという事は、既に起こっている事故のような事態は想定できなくもない。逆に言うなら、形を変えて他社からコンニャクゼリーが出てくれば、これまでにマンナンライフが築いてきた「コンニャクゼリー」という市場を奪い取ることが出来るのではないだろうか?確実に需要は存在するであろうから。
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既に総選挙モードに突入しているのか、二大政党は両方とも活発にテレビCMを流している。どちらもイメージ優先で、まだ中身のまるで無いCMなので、今後ちゃんと政策を訴えるCMへと中身が変わっていく事を期待している。
アメリカではテレビCMで相手候補のネガティブキャンペーンを行う事も珍しくないようで、パフォーマンスで票が動き、一喜一憂しているような感じ。正直あれはあまり真似して欲しくはない・・・。献金とはいえどうせお金を使うならもうちょっとマシな用途で使って欲しいだろう。
うーん、目につくので何か書いてみようかと考えてみたが、その割には取り立ててあまり書くことのないCM・・・。例えば、どの局でどの政党のCMが多いか、とか調べたら面白い事が見えてきたりするんだろうか・・・?意外とマスコミも好き嫌いしてそう。
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