自分は大阪に住んでいるが、府の首長は事あるごとに議会や市と対立している。
どちらも選挙で選ばれているだけに、どちらも有権者の代表だ、と思っている訳で、
それがゆえになかなか双方が同じ方向を向いて、という訳にはいかない。
タイトルに書いた阿久根の市長が、ここ最近話題になっている。
まるで暴君のようにメディアでは取り扱われているが、まぁ、マスコミから出てくる
情報は既にそれ自体が偏っている訳で・・・、むしろ彼は市民のためを思っている
のではないか、と最近ちょっと思うのである・・・。
当然、褒められた手法を使っているとは思えない。
ただ、さきの大阪府知事や、今の名古屋市長にしても議会対策にかなりの
エネルギーを費やしている気がする。
その解決に大阪府知事は維新の会で多数派工作を、名古屋市長は地域委員会で
議会に拠らない行政を、そして阿久根市長は専決処分の連発、を選択したのではないだろうか・・・。
いわゆる国の行政と違って、地方行政のトップは直接選挙で選ばれるため、
往々にして議会の多数派とは異なる思想信条を持っている事がある。
そうなれば当然対立は避けられず、何も動かない事態を招く可能性は否定出来ない。
どうやって解決するのか、これは地方行政の永遠のテーマなのだろうか。
ただ、ひとつ思うのは阿久根の市長にしろ、他2者にしろ、これによって私腹を肥やそうとしている
のではないように感じられるというのは共通しているのではないかと思う。
(まだ表面化していないだけなのかもしれないが・・・)
この三者三様の解決策がどういった方向を辿るのか、とても興味深く見ている。
まぁ、阿久根市のケースが少々強引すぎるがゆえに一番最初に行き詰まりそうだが・・・。
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