先日の報道で、ampmをローソンが買収することで交渉されている様子。セブンイレブンを追いかけるローソンにとって、弱点である東京都心部の店舗がampmには多い事は魅力であるはず。これはプラス材料ではあるように思う。しかしたとえ買収が決まったとしても、その先にある個々のFCオーナーとの交渉を考えると、易々と買収に動くわけにもいかないのではないだろうか。本部とFCオーナーとは対等の立場であるのがそもそもの前提であるから。
ところで最近ショップ99の店舗も次々にローソンストア100に切り替わっていっている。通常のローソンもローソンプラスなど、看板の付け替えが行われている。青い看板だけがローソンという状況ではなくなってきている訳だが、これもこの先のコンビニ再編時代への布石なのかと思わされる。何が何でも青い看板というのでは、もし仮に違う看板のチェーンを買収した際も、全て看板の付け替えが必要になってくる。それはコストとともに反発も必至。むしろ緩やかな「ローソン」という括りを演出することによって、外面は緩やかに、物流や調達等の内面は徹底的にとする方が得策かもしれない。深読みし過ぎか・・・。
いずれにしろ債務超過に陥っているampmだから何らかの手が入らずには立ち行くことが出来ないはず。それがローソンであることはむしろ歓迎すべき事であるように思うのだが・・・。少なくともこれまでのように石油屋や焼肉屋という畑違いの資本であった事を考えると本来の小売業に立ち戻るのは良い話ではないだろうか。オーナー諸氏にとっては運営やFC契約の面で厳しい部分も出てくるかもしれないがそもそも楽するために店の運営をしている訳ではないはず。そこでこれまでよりも良い商品、良い支援が得られればそれはむしろ歓迎すべき点でもあるはず。
近い将来「ampm」の看板の下に小さく「by LOWSON」って入ったりして・・・。
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