麻生首相が意外にやっている。というよりこの金融危機に際した態度はなかなかに経済面を弁えた発言が見える気がする。この経済的な危機を追い風にしつつある。民主党はこの微妙な風向きの変化を見切る事が出来なければ思わぬ状態に陥る危険性があるように思う。
一般的にこの危機に対して、日本の金融機関は影響は軽微だといわれる。でもそれは一時的影響の面であって、これから始まる二次的な影響には対岸の火事をきめこむ訳にはいかないのは明らか。だがこのタイムラグと日本が金融危機を先に経験している点を最大限利用して、今の政府は情報発信をしているように見える。これはこのピンチを外交的なチャンスに変えるべく動いているのではないか。
日本の教訓を生かせ。
アメリカは金融機関への資本注入を急げ。
第三国基金を設立せよ。
確かにこれは外交的に存在感を示すチャンスであるといえる。多少余裕がある分、世界に対して一歩進んだ提言を出来る位置にある。そして麻生首相はそれを確実に分かっている。そしてその姿勢は国内世論にも今後影響を与えていくように思う。
民主党はこれを感じているだろうか。国内問題の攻撃ばかりに目を奪われていたら意外なところから支持率の変化が生じる危険性がある。これは政権にとって目線を逸らす効果があるから。
それにしても麻生首相は機に恵まれている。ノーベル賞の話題もしかり。基本的に私自身は政権交代すべきだと思っている人間だが、ちょっと風向きに変化が出てきているようで心配。民主党頑張れよ・・・。
「コンビニ店長のためのPOP駆け込み寺」
http://itecommerce.nakamauchi.com
PR