日本経団連は少子高齢化に伴う人口減少対策として、定住移民の受け入れを提言する。労働力不足や内需の縮小などが、日本の経済社会を不安定にする恐れがあると判断して「期間を限定した外国人労働者の受け入れ」という従来の方針を転換、14日に発表する。だが、移民については労働条件の悪化や治安の悪化につながるとの反発も強く、提言が論議を呼ぶのは必至だ。
(出処:ヤフーニュース・毎日新聞)
というニュースが先日流れた。経団連の言うこと、当然大企業等々の意見の集約で出てきた話であろうが・・・。個々の企業にとっては、これは正しい意図かもしれない。しかし、それが日本経済に対して、日本人そのものに対してマクロ的にポジティヴな結論へ繋がるのかというと果たしてそうとも言えない気がする。待っているのは日本人にとって必ずしもバラ色の未来では決してないはず。
でもあえて言うならば、移民の受け入れは日本にとって不可避であるように思う。誰もが学生時代に見た人口ピラミッドから考えれてみれば一目瞭然。放っておけば日本という国が無くなる。もう既にブラジルの日系人はかなりの人数入ってきている(3世?までだろうからそろそろ減ってきているかもしれないが)。それにしても移民受け入れは様々なデリケートな問題を孕む。欧米の状況を見ていれば無用な軋轢が生まれるのは明らか。
色んな対立、議論を飲み込みつつ、それでもこの問題は是として動いていくに違いない。日本企業が残り、日本という国の形が残り、そして日本人という人種が消える。そう遠くない未来、この決断は迫られる。その時、国の舵取りは勿論、国家の存続。今の日本人から見て、100年後の日本は既に似て非なるものである可能性が高い。でもそれも時代の流れ。今の我々も大昔、大陸から渡ってきた縄文人と弥生人の混血。「右」に寄って「日本とは」とか考えてみたくもなるが、客観的にみて、もうこの方向で後戻りできない状況にあるように思う。
それとも中国の逆にして「3人っこ政策」でもしてみる?
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