先日の報道で、ampmをローソンが買収することで交渉されている様子。セブンイレブンを追いかけるローソンにとって、弱点である東京都心部の店舗がampmには多い事は魅力であるはず。これはプラス材料ではあるように思う。しかしたとえ買収が決まったとしても、その先にある個々のFCオーナーとの交渉を考えると、易々と買収に動くわけにもいかないのではないだろうか。本部とFCオーナーとは対等の立場であるのがそもそもの前提であるから。
ところで最近ショップ99の店舗も次々にローソンストア100に切り替わっていっている。通常のローソンもローソンプラスなど、看板の付け替えが行われている。青い看板だけがローソンという状況ではなくなってきている訳だが、これもこの先のコンビニ再編時代への布石なのかと思わされる。何が何でも青い看板というのでは、もし仮に違う看板のチェーンを買収した際も、全て看板の付け替えが必要になってくる。それはコストとともに反発も必至。むしろ緩やかな「ローソン」という括りを演出することによって、外面は緩やかに、物流や調達等の内面は徹底的にとする方が得策かもしれない。深読みし過ぎか・・・。
いずれにしろ債務超過に陥っているampmだから何らかの手が入らずには立ち行くことが出来ないはず。それがローソンであることはむしろ歓迎すべき事であるように思うのだが・・・。少なくともこれまでのように石油屋や焼肉屋という畑違いの資本であった事を考えると本来の小売業に立ち戻るのは良い話ではないだろうか。オーナー諸氏にとっては運営やFC契約の面で厳しい部分も出てくるかもしれないがそもそも楽するために店の運営をしている訳ではないはず。そこでこれまでよりも良い商品、良い支援が得られればそれはむしろ歓迎すべき点でもあるはず。
近い将来「ampm」の看板の下に小さく「by LOWSON」って入ったりして・・・。
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麻生首相が意外にやっている。というよりこの金融危機に際した態度はなかなかに経済面を弁えた発言が見える気がする。この経済的な危機を追い風にしつつある。民主党はこの微妙な風向きの変化を見切る事が出来なければ思わぬ状態に陥る危険性があるように思う。
一般的にこの危機に対して、日本の金融機関は影響は軽微だといわれる。でもそれは一時的影響の面であって、これから始まる二次的な影響には対岸の火事をきめこむ訳にはいかないのは明らか。だがこのタイムラグと日本が金融危機を先に経験している点を最大限利用して、今の政府は情報発信をしているように見える。これはこのピンチを外交的なチャンスに変えるべく動いているのではないか。
日本の教訓を生かせ。
アメリカは金融機関への資本注入を急げ。
第三国基金を設立せよ。
確かにこれは外交的に存在感を示すチャンスであるといえる。多少余裕がある分、世界に対して一歩進んだ提言を出来る位置にある。そして麻生首相はそれを確実に分かっている。そしてその姿勢は国内世論にも今後影響を与えていくように思う。
民主党はこれを感じているだろうか。国内問題の攻撃ばかりに目を奪われていたら意外なところから支持率の変化が生じる危険性がある。これは政権にとって目線を逸らす効果があるから。
それにしても麻生首相は機に恵まれている。ノーベル賞の話題もしかり。基本的に私自身は政権交代すべきだと思っている人間だが、ちょっと風向きに変化が出てきているようで心配。民主党頑張れよ・・・。
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車のCMはテレビCMの花形と言っていい。クオリティも露出度も最高ランク。その中でも最近気になったCMが二つ。ひとつは日産ムラーノ、もうひとつがホンダのオデッセイ。どちらも車好きの私にとても響くCMだった。
ムラーノのCM、あの削りだしの作業の見事さ、とても目を奪われる。美しいの一言。そしてあれがCMの主題に使えるって思えたプランナーも秀逸。ムラーノは前のモデルも特異な形状が異彩を放っていたが、今回のモデルもあのグラマラスで流れるようなフォルムは健在。また街中で見たら目を惹きつけられそう。それにしてもあのラストの4台同時ドリフトのシーン、綺麗に整列しちゃうがどうもCGっぽくない・・・。どんなドライバーなんやら。すごい。
オデッセイのCMはまだ画像も出ていない。いわゆるティザー広告という手法。ちょっと前に福山雅治の出ている缶コーヒー「ファイア」のCMでも同じ手法が使われていた。本格的にCM展開する前に前乗りで予告編的なCMを展開する手法。何だろうと思わせてより視聴者を惹きつけるのが目的。今回のCMはビージーズのstayn' aliveに乗せてメインターゲットは男ですと前面に出した内容。これはちょっと驚き。ファミリーカーでもあるはずのオデッセイをあえて男メインにターゲットを絞るあたり、どんなフォルムになっているのかとワクワクさせられる。RVはニューファミリー世代のファミリーカーというイメージが強いが、今回はBGMの選曲といい、男メインでしかもより上の世代まで狙っているのかと想像せずにはいられない。次に出てくる絵がとても楽しみ。
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マンナンライフがコンニャクゼリーの生産中止に関する謝罪広告をテレビで流しているのにちょっとビックリした。コンニャクゼリーによる窒息死事故が発生しているため、生産中止を余儀なくされたことを世間に周知するためのテレビ広告。
音楽がなく、ほとんど文字のみによる広告。落ち着いたトーンの女性ナレーション。いつからかスタイルが確立したテレビの謝罪広告、一番最初にこれが世に認知されたのは、ナショナルのファンヒーター回収の広告ではないだろうか?一酸化炭素中毒による死亡事故が発生したファンヒーターの回収のため、その当時考えられないぐらい大量の広告がテレビで流れていたのをよく覚えている。この時の松下の対応は、企業の危機管理の面から後に一定の評価をされている。
コンニャクゼリーの事故が、松下のファンヒーター事故に匹敵するのかどうかは甚だ疑問だが、早めの対応と周知徹底という面は評価に繋がるような気がする。しかしどちらかと言うとただ単に食べ方の問題のように思うのだが・・・。子供やら、老人やら、お餅でも事故起こしそうな層に事故が起こっているだけのような・・・。それで果たしてお餅の生産が中止されるだろうか。
ただあえていうなら、コンニャクゼリーはあの形に必然性はなかったのかもしれない。吸い出して食べるという事は、既に起こっている事故のような事態は想定できなくもない。逆に言うなら、形を変えて他社からコンニャクゼリーが出てくれば、これまでにマンナンライフが築いてきた「コンニャクゼリー」という市場を奪い取ることが出来るのではないだろうか?確実に需要は存在するであろうから。
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ここまで金融が痛んでしまうと、実態経済への影響は避けられない・・・。
もうすでに景気はピークアウトしていたが、これからは本格的に坂を下る。
恐らく一年ぐらい先。身の周りに実感として及んでくる。
今のうちに景気後退への備えを考えねば。
それにしても株は安い。余剰資金があるなら絶対に買いなのになぁ。
もうちょっとしっかりお金の勉強をしようっと。
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