マンナンライフがコンニャクゼリーの生産中止に関する謝罪広告をテレビで流しているのにちょっとビックリした。コンニャクゼリーによる窒息死事故が発生しているため、生産中止を余儀なくされたことを世間に周知するためのテレビ広告。
音楽がなく、ほとんど文字のみによる広告。落ち着いたトーンの女性ナレーション。いつからかスタイルが確立したテレビの謝罪広告、一番最初にこれが世に認知されたのは、ナショナルのファンヒーター回収の広告ではないだろうか?一酸化炭素中毒による死亡事故が発生したファンヒーターの回収のため、その当時考えられないぐらい大量の広告がテレビで流れていたのをよく覚えている。この時の松下の対応は、企業の危機管理の面から後に一定の評価をされている。
コンニャクゼリーの事故が、松下のファンヒーター事故に匹敵するのかどうかは甚だ疑問だが、早めの対応と周知徹底という面は評価に繋がるような気がする。しかしどちらかと言うとただ単に食べ方の問題のように思うのだが・・・。子供やら、老人やら、お餅でも事故起こしそうな層に事故が起こっているだけのような・・・。それで果たしてお餅の生産が中止されるだろうか。
ただあえていうなら、コンニャクゼリーはあの形に必然性はなかったのかもしれない。吸い出して食べるという事は、既に起こっている事故のような事態は想定できなくもない。逆に言うなら、形を変えて他社からコンニャクゼリーが出てくれば、これまでにマンナンライフが築いてきた「コンニャクゼリー」という市場を奪い取ることが出来るのではないだろうか?確実に需要は存在するであろうから。
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