湿布薬のフェイタスのCMで高橋克典氏が映画のシチュエーションでCMに出演している。元々同氏が出演していたはずだから、これはこれでアリなのだろうとは思うが・・・。何か無理やりな感じがして、イマイチCMに乗り切れない気がする。
ちょっと前、三谷幸喜氏が自らの監督映画「ザ・マジックアワー」のキャンペーンでテレビに出まくっていた頃、この映画のキャスト佐藤浩市氏がCM出演していたキリン一番絞りのCMにゲスト出演していたのを思い出した。
あの時はこれほど露骨ではなく、CMの掛け合いの最後に佐藤氏が一言、
「まさにマジック」
と言っていただけだったので、今回のCM程の違和感を感じさせることはなかった。分かりやすい乗っかりではあるけれど、まだそれとなくするため少しのひねりを入れていたため、「なるほどね」程度になっていたように思う。
こういう手法は、メーカー側にとってメリットがあるのだろうか?他のキャンペーンにも乗っかれるので、それだけでメリットありの判断なのだろうか。それともだた単に同社が映画にも出資しているだけなのだろうか。
いずれにせよ、あまりにも露骨に必死さが伝わってくるので、コマーシャルとして商品訴求以外のものばかりが目についてしまい、肝心の商品の良さだとかがあまり伝わってこない。インパクト重視の心に引っかかりを作る作戦なのだろうか。何かちょっとつまらない。ひねりを効かせた方が良いかも。
「コンビニ店長のためのPOP駆け込み寺」
http://itecommerce.nakamauchi.com
PR