老婆が赤ちゃんを抱いているCM。BGMは森山直太郎。老婆の肌と赤ちゃんの肌の対比にハッとさせられる医療専門学校のCM。人は生まれる時、死ぬ時、医療のお世話になる。これだけ肌の質が変わるぐらい長い時間を経る間、幾たびもお世話になるのが医療。そこを仕事場にする勉強をするのはどうでしょう?ということをこの映像だけで端的に暗示している非常に分かり易いCMのように思う。
ところで、このCMで流れている森山直太郎の曲「生きてることが辛いなら」、声を聞いただけで彼の曲だと分かるのだが、どうも最近歌詞が話題になっているらしい。CMで流れているのは、
「生きてることが辛いなら、嫌になるまで生きるがいい」
の一節。しかし、どうも話題になっているのは
「生きてることが辛いなら、いっそ小さく死ねばいい」
の一説。確かに、ドキッとするフレーズだが、コンビニで店内放送自粛とかいう話も出ているのだから、ちょっとこの反応はキチガイじみてる。過剰反応も甚だしい気がする。自殺を助長するとか・・・、本気でそんな事考えてるのだろうか。歌詞の一部だけを取り出して全体を見ていないこんな話。この歌の意味をミスリードしているとしか思えない。また、これを過剰に報道するマスコミも変・・・。そして、これをこうしてここに書いてる私もやっぱり変・・・???

「コンビニ店長のためのPOP駆け込み寺」
http://itecommerce.nakamauchi.com
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おでんPOPと中華まんPOPはちょっと滞りぎみ・・・。
ちょっと目先を変えて、防犯関連の掲出物を作成中。
近々にアップ予定。
そういえば、ランキングPOPも作成してなかった。
なかなか時間が取れんなぁ。
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最近、相次いで海外系の小売店に行く機会を得た。ひとつはスウェーデンの「IKEA」、もうひとつはアメリカの「costco」(名目上コストコは卸(ホールセラー))。この両店に共通しているのが、徹底した売場管理コストの削減。双方のお店を見ていて率直に感じさせられたのは、果たしてこれが日本で生まれ得た形だろうか?ということ。恐らく日本の風土では決して生まれてくることが無かったように感じる。日本的小売りの代表格とも言えるのが、サイトのメインでもある「コンビニ」であるはず。見てみると分かるがもう全く正反対にあるといっても過言ではない。まるっきり思想が違う。どちらが良いというのではなく、まったく異なっている。日本の小売業が国際的に見て効率が悪いという指摘は以前からなされていたが、これは個人商店が多いからとの指摘もまた以前からなされていた。実際、日本の大手小売チェーンの効率は世界的に見てもそう引けをとらない。
イケアにしろコストコにしろ、徹底的に売場管理コストを削減して、効率化を図ろうとしている。イケアでは、買い物客は最後に自ら倉庫に行って自分が欲しい商品をカートに積み込まなければならない。その分、売場ともいえるショールームには必要最小限の人員配置をし、商品引渡しなどに関わる人間はほとんどいない。イケアの商品は、そうして売ることを前提にして商品をデザインし、梱包まで考えられている。試しに机と椅子を購入してみたが見事なまでにフラットで隙間無く箱に詰め込まれている。そうした商品がショールームを巡った最後にある倉庫ブロックで整然と堆く積み上げられている。一方コストコはもっと大味な印象。商品はどでかい棚もしくはパレット積みのまま売場に並べられている。フォークリフトなどでそのまま置いただけの状態。商品もパレット積みすること、大容量販売することが前提でパッケージデザインされている。国内メーカーのものも一様にそうしたパッケージングで作られているのだから大したものだ。これで売場陳列などのコストが大幅に削減されるため、人件費の大幅な削減が達成されるという寸法。聞くところによるとコストコのアイテム数は、数だけでいくとあの売場の広さでコンビニと大して変わりないらしいというから驚き。
翻って日本のコンビニ。コンビニでは売場効率をよくするため、一品一品を徹底的にPOS分析をし死に筋商品を排除していく。単品管理という言葉の語源はここにある。最近では書籍まで単品管理されているのだからこれまた驚き。常に売れ筋が並ぶよう品揃えをブラッシュアップし続けることによって、棚あたりの売上効率の最大化を図ろうとしている。売れるものしか並んでいない状態を常に目指している。コンビニは安売り店ではないため、このことによってチェーン本部とフランチャイズオーナーにとってよりメリットが生まれるという訳。勿論そのためにチェーン本部は、こうした単品管理システム構築のため莫大な投資を行っている。日本中の店舗から逐一集積されるこのPOS情報は、各業界メーカー各社にとって金を出してでも欲しいものになっているはず。
一方で売場管理コスト削減の思想があり、また一方で販売情報分析による効率化の思想がここにある。何とかベストミックスしたりすることはできないのか?と考えずにはいられない。そうすれば世界と比べて「引けをとらない」のではなく、世界に比べて「抜きん出た」効率を有する小売業が創造できないだろうか?と思う。セブン&アイホールディングスが新たに「ザ・プライス」というディスカウント業態の店舗を始めるという。パートタイマー増やしたり、メーカーと直取引をすることでコスト圧縮を図るとのことであるが、そういうこれまでの延長線上のような考え方でメーカーや問屋、従業員をいじめる方向ではなくて、もう少し違った切り口で効率化の追求をしていったら良いのになぁと思う。
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北京オリンピックの中継を見ていると、やたらと目にしたのが旭硝子「AGC」のCM。目にするというより耳にしたと言うべきか。ジャクソン5の歌の替え歌だが、中国語で子供が歌っている。なぜそんなに印象に残ったのかというと、どうしても映像を見ずに耳にすると「ECCジュニア」のCMかと思ってしまう・・・(苦笑)
同じ曲、しかも子供が歌っているという共通点があるからだろうか。しかし、この曲がこれほど自分の中でECCのCMに結びついてるとは思わなかった。これほど刷り込まれているとは。もしかして、それも狙いだったりして!?まぁ、ただ単にABCとAGCをかけただけだろうが・・・。なんとなく音楽が与える影響を考えざるをえない機会になった。
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オリンピックは国の宣伝機会でもあるが、当然のことながらスポーツ用品メーカーにしてみたら自らのブランドをアピールするまたとない場所。競泳を見ていたらSPEEDの水着が各国選手を席巻していたのは、とてつもない宣伝効果であったろうことは想像に難くない。(昔に水泳をしてた身からすると、かつてはSPPEDはミズノのライセンス生産だったのに・・・)。
そんな中でオリンピック中継の間に入るCMもスポーツ用品メーカーのCMが積極的に入ってくる。中でも印象に残ったのがNIKEのCM。スポーツ用品メーカーにとって、どれだけ有力な選手に自らのブランドの用具を使用してもらうかはとても重要な事。NIKEはその点、これまでもそれをとても戦略的に且つ効果的に行ってきたといえる。クリスティアーノ・ロナウドや全盛期のカール・ルイス(当時はそんなにNIKEと関係が深かった印象はないが)などが、The Killer
s の印象的な音楽とともに次々と映像が差し込まれるスタイリッシュなCM。このCMを特に印象付けているのが、最後に登場する両足義足のスプリンター、オスカー・ピストリウス。暗闇の中選手だけが浮かび上がるような撮影方法も印象的。
こういった選手をしっかりと抑えているあたりが上手いと思う。あの走っている姿はかなりのインパクトがある。そこに価値を認めたあたり流石である。もちろんトップクラスの選手であることは疑う余地はないのであるが、たとえばウサイン・ボルトなどと比べるとメーカー間の競争や映像としてのインパクトなど総合して考えると、ピストリウスに軍配が上がる気がする。
広告は、露出も重要だが、それと同時にどれだけ人々の心の中に印象付けることができるかどうかも非常に重要。消費者はCMを見てすぐ購買行動をする訳ではなく、いざ購買行動を起こす時にこそ、そのブランドが心の中に浮かび上がる事が重視されなければならない。それも繰り返し様々な方向から、消費者に自らのブランドを訴えかけ続けブランドイメージを形成する。トップクラスの障害者への支援というのは、露出の少なさはあるだろうがこうした効果的な使用方法を用いる事によって、イメージの向上と効率的なインパクトを消費者に残すことが出来る気がする。
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